猫舌と猫足

アクセスカウンタ

zoom RSS 河鍋暁斎(1831〜1889年)の展覧会「没後120年記念絵画の冒険者暁斎─近代へ架ける橋」

<<   作成日時 : 2008/04/20 16:24   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

京都国立博物館
画像


「奇想の画家」、というが確かに。このシリーズでブレイクした若冲を始め江戸中期から末期はよほど表現者にとって肘が自由に動いたのか。または「奇」であることを尊ばれた時代なのであろう。
それにしても生涯の画業が「いい仕事」の矜持に貫かれている。枯淡などと言う精神性に逃げずひたすら注文主の意をうけ緻密な描写に徹している。「奇」ですら演出でございと嘯くつよさがある。

刑場の様子を細密に描いた小袖や幽霊画は恐ろしい。妖怪や神々のユーモアにみちた笑いのめしとは違う残酷趣味。人間はやがて必ず死んで腐ってこうなるという肉の虚しさを「写生」」する冷徹さ。新富座妖怪引幕の大胆も少しの破綻も無い計算に満ちている。
(彼には生首の写生という有名な逸話がある)

その技術を裏打ちする努力もまた展示されているのであって素描が多い。その線は流行の劇画も裸足で逃げ出すクールさである。歌麿の(おそらく)春画を解剖学的に解析したノートなどは偏執的な何かを感じる。
わかりやすさのむこうに仄見える狂気。

画像

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
河鍋暁斎(1831〜1889年)の展覧会「没後120年記念絵画の冒険者暁斎─近代へ架ける橋」 猫舌と猫足/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる